「少年革命家」を名乗る12歳のYouTuber「ゆたぼん」が小学校に続いて、4月に入学した中学校でも不登校を貫くと宣言した。
義務教育を拒否する姿勢に対して、ネットの世界や著名人の間でも賛否両論が起きている。
夜回り先生こと教育家の水谷修氏は「ゆたぼん君、ありがとう」とエールを送り、肯定的な立場から自身の見解をつづった。
【イラスト】「学校至上主義」が親子を追い詰める...全ての子どもに多様な学びの選択肢を
◇ ◇ ◇
You Tubeで活動しているゆたぼん君が、「中学校に登校しない」と宣言したことが、いろいろ物議をもたらしているようです。
彼の不登校宣言について、彼と彼の父親を非難する意見が、ネット上をにぎわせています。この報道の中で、私は、いろいろ考えさせてもらいました。
私は、高等学校の教員でしたから、その感覚で見れば、親が、「中学校に登校させない」は、犯罪です。
日本の法律の下で、親は、義務教育を子どもに受けされる義務があり、子どもも教育を受ける義務があります。
それでは、子どもが「学校には、登校できない」これはどうでしょうか。すでに、文部科学省は、不登校について、その子どもたちを無理に学校に通学させることはせず、
また、学校に戻ることを強いることもせず、
訪問教育や適応指導教室などの体制を設置し、その子どもたちの現況に応じた対応をするように指示しています。
私は、これまで、子どもたちの不登校について、この二つの観点からしか見ていませんでした。
多分、それは、学校も教育委員会も、文部科学省も、有識者と称される人たちも同様だったと思います。
【【少年革命家】「学校に行かない」少年ユーチューバー「ゆたぼん」に夜回り先生がエール「救われる子がたくさんいる」】の続きを読む
義務教育を拒否する姿勢に対して、ネットの世界や著名人の間でも賛否両論が起きている。
夜回り先生こと教育家の水谷修氏は「ゆたぼん君、ありがとう」とエールを送り、肯定的な立場から自身の見解をつづった。
【イラスト】「学校至上主義」が親子を追い詰める...全ての子どもに多様な学びの選択肢を
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You Tubeで活動しているゆたぼん君が、「中学校に登校しない」と宣言したことが、いろいろ物議をもたらしているようです。
彼の不登校宣言について、彼と彼の父親を非難する意見が、ネット上をにぎわせています。この報道の中で、私は、いろいろ考えさせてもらいました。
私は、高等学校の教員でしたから、その感覚で見れば、親が、「中学校に登校させない」は、犯罪です。
日本の法律の下で、親は、義務教育を子どもに受けされる義務があり、子どもも教育を受ける義務があります。
それでは、子どもが「学校には、登校できない」これはどうでしょうか。すでに、文部科学省は、不登校について、その子どもたちを無理に学校に通学させることはせず、
また、学校に戻ることを強いることもせず、
訪問教育や適応指導教室などの体制を設置し、その子どもたちの現況に応じた対応をするように指示しています。
私は、これまで、子どもたちの不登校について、この二つの観点からしか見ていませんでした。
多分、それは、学校も教育委員会も、文部科学省も、有識者と称される人たちも同様だったと思います。